産後、些細なことでイライラしてしまったり、気持ちが落ち着かない状態が続いたりすると「自分はおかしくなってしまったのか」と不安になるでしょう。しかし、実はこの時期は「ガルガル期」と呼ばれ、多くのママが経験しています。本記事ではガルガル期の期間や、イライラへの対処方法をご紹介します。

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ガルガル期とは？いつまで続く？

ガルガル期とは、産後のホルモンバランスの乱れによって、精神状態が不安定になる時期のことで、マタニティー・ブルーの一種とも言われています。医学用語ではなく、子どもを守ろうと周囲に対して執拗に威嚇をする動物の母親の様子と似ていることから名付けられた言葉です。ガルガル期に見られる主な現象には以下が挙げられます。

 

• 以前は気にしなかったような些細なことでイライラしてしまう
• カリカリしている時に声を上げてしまう
• パートナーや両親、知人など周囲の人と口論になる、当たってしまう
• 子どもに自分以外の人が触れることを不快に感じる

 

ガルガル期が続く期間

ガルガル期が始まる時期や続く期間は、産後すぐに始まり1～3ヶ月程度で落ち着き始める人が多いと言われています。しかし、ガルガル期の期間は個人差が非常に大きく、そもそもガルガル期がなかったという人もいれば、落ち着くまで数年かかったという人もいます。そのため、いつまで続くのか目安をつけることは難しく、終わりが分からない不安がさらにストレスを招くこともあります。

 

ガルガル期にお悩みの方はまずは「ホルモンのせいだから仕方がない！」と割り切り、以下でご紹介する対処法を試して気持ちを楽にさせてあげましょう。

止まらないイライラへの対処方法

ガルガル期のイライラへの対処方法をご紹介します。

ストレスを発散する機会を作る

授乳にオムツ替え、夜泣きの対処など育児に休む暇はありません。しかし、産後の身も心も疲れ切っている状態で育児を続けると、ストレスが溜まりガルガル期に繋がりやすくなったり、心身に不調をきたしやすくなったりしてしまいます。忙しい毎日ですが、時には周囲を頼ったり、自治体の産後サービスを利用したりして、リフレッシュする時間を設けるようにしましょう。

周囲に頼る

ガルガル期になりやすい人の特徴として「周囲にうまく頼れない」「育児全てを自分でやろうとする」ことが挙げられます。しかし、産後の心身は大きなダメージを受けています。その状態で育児を一人でしようとすると、さらに負担やストレスをかけてしまい、心身の回復もままなりません。

 

時には夫や両親など周囲の人に協力してもらう、家事代行サービスや時短家電などを取り入れて負担を減らすなどして、自分自身をいたわってあげましょう。

状態や気持ちを相手に伝える

ガルガル期は医学的な専門用語ではありません。ママ本人も、調べてみて初めて知ったという人が多いでしょう。まして、男性はそもそもガルガル期というものがあることやその原因を知らない人がほとんどです。そのため、ガルガル期の妻を前にして、なぜそんなに怒っているのか分からず上手に対処できなかったり悩んだりする人も少なくありません。

 

ガルガル期に夫に対してイライラすることが増えたのであれば、まずは今の自分の状態や気持ちを相手に伝えてみましょう。言葉にするのが難しい場合は、手紙やメッセージアプリを活用すると良いでしょう。自分の状態を知ってもらうことで、相手もサポートしやすくなり、良好な関係を築きやすくなりますよ。

ガルガル期は感情と上手に付き合おう

ガルガル期は産後のホルモンバランスの乱れが原因の不調が続く期間で、多くのママに見られます。産後にイライラが止まらない、些細なことでカリカリしてしまうなど、精神の不安を感じたら「ホルモンバランスのせい」と割り切り、今回ご紹介した対処法を試して気持ちを楽にすることを意識してみてくださいね。