地震・台風・大雪などの自然災害は、いつどこで起こるかわかりません。そんな非常時に困るのが「トイレ問題」です。水道が止まり、トイレが使えない状況が続くと、衛生面や健康に深刻な影響を与える可能性があります。

しかし、非常用トイレを事前に準備していなくても大丈夫。実は、家庭にあるもので簡易トイレを自作することができるのです。本記事では、身近な材料でできる簡易トイレの作り方をわかりやすく解説し、災害時の非常用トイレ対策として役立てていただける内容をお届けします。

家庭にあるものでできる！簡易トイレの作り方

■用意するもの（すべて家庭にあるものでOK）

• バケツや大きめのゴミ箱（安定した容器）

• ゴミ袋（45L以上の厚手タイプ推奨）

• 古新聞・トイレットペーパー・キッチンペーパーなど

• 使い捨てビニール手袋

• 消臭剤または重曹（なくても可）

■作り方ステップ

1. 容器にゴミ袋をかぶせる

　バケツやゴミ箱に、厚手のゴミ袋を二重にしてしっかりかぶせます。ゴミ袋が容器の中でずれないように、縁にテープで固定すると安心です。

2. 吸水・消臭対策として新聞紙を敷く

　ゴミ袋の底に、折りたたんだ新聞紙やトイレットペーパーを敷き詰めます。これは排泄物の水分を吸収するためです。

3. 消臭・抗菌目的で重曹をふりかける（あれば）

　排泄物の臭いを抑えるため、新聞紙の上に重曹をふりかけます。なければ、消臭剤や猫砂でも代用可能です。

4. 使用後の処理方法

　使用後は新聞紙を上からかぶせ、ゴミ袋の口をしっかり縛って密閉します。できれば二重袋にすると衛生的です。処理用のスペースを確保し、可燃ごみとして分別しましょう（自治体の指示に従う）。

まとめ 

簡易トイレの自作は、特別な道具を使わずに、家庭にあるものでできる非常時の備えです。特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では、衛生管理が重要になります。防災グッズに加えて、今回紹介した簡易トイレの作り方を覚えておくと、いざという時に必ず役立ちます。

事前に一度、試しに作ってみることで実際の流れを確認でき、いざという時の安心にもつながります。