「腰痛対策にベルトを使いたいけど、腰痛ベルトと骨盤ベルトって何が違うの？」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。ドラッグストアやネット通販を見ると、さまざまな種類のベルトが並んでいて、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。この記事では、腰痛ベルトと骨盤ベルトの違いをわかりやすく解説し、症状や用途に合わせた選び方を紹介します。正しく選べば、日常生活の腰の負担軽減や姿勢改善にも大きな効果が期待できます。

腰痛ベルトとは？

腰痛ベルトは、別名「腰部固定帯」「腰サポーター」とも呼ばれ、腰回りを広範囲にしっかりと固定するためのベルトです。主に腰痛のある人が、動作時の負担軽減や痛みの予防のために使います。

特徴：

• 腰椎周辺を幅広くサポート

• 固めの素材でしっかりと固定

• ぎっくり腰、慢性腰痛、重い物を持つ作業時に最適

• 動作制限効果があり、痛みが強いときに安心感が得られる

こんな人におすすめ：

• 腰に急な痛みがある人（ぎっくり腰など）

• 重作業や引っ越し作業のとき

• 長時間の立ち仕事が多い人

骨盤ベルトとは？

骨盤ベルトは、名前の通り骨盤周囲（骨盤帯）を支えることを目的としたベルトです。骨盤の位置を安定させたり、広がりすぎた骨盤を締める効果があります。

特徴：

• 骨盤の周囲（お尻の少し上あたり）を集中的にサポート

• 柔軟性のある素材でフィット感重視

• 妊娠中や産後の骨盤ケアに使用されることが多い

• 姿勢改善や腰のグラつき防止にも効果的

こんな人におすすめ：

• 産後の骨盤ケアをしたい人

• 姿勢が悪く、腰がグラグラする感じがある人

• 立ち上がり動作で腰に違和感がある人

まとめ 

腰痛ベルトと骨盤ベルトは、サポートする部位も、効果も、使うタイミングも全く違います。

「腰の痛みがひどい、作業中の負担を減らしたい」という方は腰痛ベルトがおすすめです。一方で、「骨盤のゆがみが気になる」「産後の骨盤ケアをしたい」「姿勢を正したい」という方には骨盤ベルトが効果的です。

もし両方の悩みがある場合は、症状に合わせて使い分けることが重要です。無理に同時使用するよりも、体調や目的に合わせて正しく選びましょう。