ランニングを習慣にしている人なら、誰もが経験したことがある「筋肉痛」。特に長距離を走った翌日は、太ももやふくらはぎがパンパンに張っている…なんてこともありますよね。実は、ランニング後の筋肉ケアを怠ると、疲労の蓄積やケガのリスクにもつながります。

そこで注目されているのが、振動フォームローラーを使ったリカバリー術です。今回は、なぜ筋肉ケアが必要なのか、振動フォームローラーの効果的な使い方や選び方を交えて詳しく解説します。

なぜランニング後の筋肉ケアが重要なのか

ランニング後、筋肉には小さな損傷が起きており、そのまま放置すると筋肉の回復が遅れ、疲労が溜まりやすくなります。特に年齢を重ねると、筋肉の修復に時間がかかりやすく、慢性的な疲労や関節の痛みにつながることも。

そんなときに効果を発揮するのが、「フォームローラー」を使った筋膜リリースです。最近では、さらに進化した「振動機能付きフォームローラー」が注目されています。

振動フォームローラーの使い方

振動フォームローラーを使用する際のポイントは「筋肉の流れに沿って」「呼吸を意識しながら」「力を入れすぎない」ことです。以下におすすめの部位と使用方法を紹介します：

• ふくらはぎ：

片足ずつローラーに乗せ、前後にゆっくり動かす。特にアキレス腱まわりは丁寧に。

• 太もも（前・後・外側）：

体重を使って転がすようにマッサージ。外側（腸脛靭帯）は痛みが出やすいので振動レベルは弱めに。

• お尻・腰：

ランニング後は骨盤まわりも硬くなりがち。座るようにしてお尻の筋肉を軽く刺激しましょう。

1か所につき30秒〜1分程度が目安。振動レベルは「弱→中→強」と段階的に上げて、自分に合った強さを探しましょう。

まとめ 

ランニングの効果を高めるためには、走ったあとの「リカバリー」が不可欠です。振動フォームローラーを使うことで、筋肉の緊張を和らげ、回復を促進することができます。毎日の習慣に取り入れることで、筋肉痛の軽減やケガの予防、パフォーマンスの維持にもつながります。

たった10分のケアが、翌日のコンディションを大きく左右するのです。ぜひ、あなたのトレーニングルーティンに振動フォームローラーを使った筋肉ケアを取り入れてみてください。