自然を満喫するアウトドアや、気軽に旅行気分を味わえる車中泊。近年では防災意識の高まりとともに、非常用トイレのニーズも急増しています。もともとは地震や台風などの災害時に使用する目的で開発された非常用トイレですが、実はアウトドアや車中泊など日常のさまざまなシーンでも活躍する優れモノです。

この記事では、非常用トイレが活躍する場面や選び方、実際に使う際のポイントについて解説します。

活用シーンとポイント

■ アウトドアでの活用シーン

キャンプ場のトイレが遠かったり、夜間の利用が不安だったりする場合、テント内や車の近くに設置できる非常用トイレがあれば安心です。また、登山やフェスなど、トイレ環境が整っていない場所でも役立ちます。特に子ども連れや女性の方にとっては、衛生面やプライバシーの確保が重要となるため、携帯トイレは頼れる存在です。  

■ 車中泊でも大活躍

近年人気の「バンライフ」や長距離ドライブ中の車中泊では、トイレ問題が大きな課題になります。深夜や人気（ひとけ）のない場所でのトイレ探しは、安全面でも不安があります。そんなとき、非常用トイレを車内に常備しておけば、安心して快適な休息時間を過ごすことができます。

■ 使用時のポイントとマナー

非常用トイレは使い捨てタイプが主流ですが、使用後は必ず袋をしっかり密閉し、自治体のルールに従って処分しましょう。また、におい対策のための消臭剤入りタイプや防臭袋を選ぶのもおすすめです。コンパクトな収納ケース付きの製品なら、荷物を圧迫せず常備できます。

まとめ 

非常用トイレは、非常時だけでなくアウトドアや車中泊、渋滞中のドライブなど、さまざまなシーンで便利に活用できます。「備えあれば憂いなし」とはまさにこのこと。アウトドアや車旅をさらに快適にするためにも、ぜひ一つは非常用トイレを用意しておきましょう。