災害や断水、停電といった非常時に備えておきたいアイテムの一つが「非常用トイレ」です。普段はあまり意識しませんが、水が使えない状況ではトイレの確保が生活の快適さに直結します。しかし、非常用トイレにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるため、どれを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、非常用トイレの種類と特徴をわかりやすく解説し、自宅に適したモデルを選ぶポイントをご紹介します。

主な種類と特徴

1. 簡易トイレ（組立式）

• 組み立て式のフレームに便座を取り付け、専用の処理袋を使用するタイプ。

• 軽量でコンパクトに収納でき、家庭での備蓄に適している。

• 使用後は凝固剤を使って処理し、可燃ごみとして廃棄可能。

2. 携帯トイレ（袋タイプ）

• 袋に直接用を足し、凝固剤で固めて処理するタイプ。

• 場所を取らず、避難リュックや車載用におすすめ。

• 長期保存が可能で、防災グッズの定番。

3. バケツ型トイレ

• バケツに便座やカバーを装着し、袋をセットして使用するタイプ。

• 安定感があり、子どもや高齢者でも使いやすい。

• 自宅避難時に便利だが、収納スペースを必要とする。

4. 高機能タイプ（凝固・消臭機能付き）

• 凝固剤に加えて消臭効果が高いモデルや、二重構造でにおいを抑える製品も登場。

• 値段は高めだが、長期的な使用や複数人での使用に安心感がある。

自分に適した非常トイレの選び方

• 家族構成を考慮：小さな子どもや高齢者がいる場合は安定感のあるバケツ型や組立式が安心。

• 備蓄スペース：収納場所が限られている家庭では、携帯トイレやコンパクトな簡易トイレが適している。

• 使用期間の想定：短期的な停電なら携帯トイレ、長期避難を想定するならバケツ型や高機能タイプを選ぶと安心。

• コストとバランス：使いやすさとコストの両面を考え、家庭の事情に合わせて組み合わせるのもおすすめ。

まとめ 

非常用トイレは「携帯トイレ」「簡易トイレ」「バケツ型」「高機能タイプ」など多様な種類があり、それぞれ特徴があります。大切なのは、自宅の状況や家族構成に合ったモデルを選ぶことです。いざという時に困らないよう、普段から備蓄を意識し、自宅に最適な非常用トイレを準備しておきましょう。